クリスマス燭火礼拝のキャンドル

今年も、待ちに待った燭火礼拝がやってきました!

2022/12/24(土)の19:00より、長久手キリスト教会で、クリスマスをお祝いする燭火礼拝が開催されました。

 

コロナ禍において、一昨年より、燭火礼拝をどのように開催しようかと、悩んできました。

 

どのようにすれば、感染リスクを減らしつつ、クリスマスをお祝いできるか・・・

 

そのひとつの解がオンラインによる燭火礼拝でした。

一昨年は、オンラインのみの燭火礼拝、そして、昨年は、オンラインと対面を併用するハイブリッド形式の燭火礼拝を開催することができました。

コロナ禍においてもクリスマスをお祝いできることが、どれほどまでに大きな恵みなのかということを、ひしひしと実感しました。

 

そして、今年はといえば・・・

 

そう、今年も、オンラインと対面を併用する燭火礼拝を行うことができました。

 

オンラインでの参加の魅力は、場所を問わず、どこからでも参加可能なことです。

昨年に引き続き参加された方々をはじめ、遠くは北海道沖縄から参加された方々もいらっしゃって、オンラインでつながることの魅力を改めて感じました。

 

そして、対面での参加の魅力は、ともにクリスマスを一緒にお祝いする仲間を間近に感じることができることです。

新しい方々をはじめ、たくさんの方々がいらっしゃり、ともにクリスマスをお祝いできることの恵みを分かち合うことができました。

礼拝堂では、常に換気をすることで、感染対策も万全です。

 

さて、今年は、どのような燭火礼拝だったでしょうか?

 

礼拝堂では、オンラインでの配信に備えて、機器がセットアップされています。

今年は、長久手キリスト教会のノートPCを新しく購入し、心機一転、パワフルな環境での配信を目指します。

クリスマス燭火礼拝のオンライン配信機器

 

スピーカー、Webカメラ、高性能マイク、モニタも、相変わらず健在です。

普段の日曜日の主日礼拝でも大活躍してくれている優れものが、燭火礼拝の要を担ってくれています。

 

時間が近づくにつれて、徐々にご来訪される方が増えてきました。

人数が増えていくにつれて、礼拝堂がクリスマスの喜びに満たされていくようです。

また、オンラインで参加される方々も、続々と接続されてきました。

 

今年の燭火礼拝では、なんと、奏楽にバイオリンが加わりました。

クリスマス燭火礼拝の伴奏を奏でるバイオリン

クリスマスキャロルの厳かさや華やかさが、豊かなバイオリンの音色によって一層引き出されます。

 

そして、一昨年から奏楽に加わったヘルマンハープも、もはや燭火礼拝に欠かせない存在となりました。

 

クリスマス燭火礼拝の伴奏を奏でるヘルマンハープ

ヘルマンハープは、そのこじんまりとした佇まいに似合わず、奏楽に華を添えてくれる立役者といっても良いかもしれません。

 

また、もちろん、ヘルマンハープの横に鎮座するオルガンも忘れてはなりません(笑)。

クリスマス燭火礼拝の伴奏を奏でるオルガン

オルガンは、奏楽の主要な部分を担ってくれる縁の下の力持ちです。

 

礼拝堂にご来会の方々が集まり、オンライン参加の方々も接続され、楽器の準備も整いました。

 

とうとうお待ちかね、19:00より燭火礼拝の開始です。

 

ヘルマンハープとバイオリンによる前奏から始まり、厳かな雰囲気の中、聖書朗読と会衆賛美が交互になされていきました。

 

聖書朗読は、聖書からクリスマスに関連する聖句を朗読者が朗読します。

聖書朗読は、単に、イエス・キリストの誕生の聖句だけではなく、イエス・キリストの誕生がこの世界の始まりから定められていたことを示す聖句も取り上げられています。

聖書朗読に聞き入ることによって、イエス・キリストが、この地上に来られるべくして来られたのだということに思いをはせることができました。

 

また、会衆賛美は、讃美歌のクリスマスキャロルを歌い、イエス・キリストのご降誕を祝います。

会衆賛美は、直前の聖書朗読の内容に合わせて曲が選ばれているんですね。

オルガン・バイオリン・ヘルマンハープの奏楽に合わせて、クリスマスキャロルを口ずさむことで、その聖書箇所の情景が一層鮮明になっていきます。

 

燭火礼拝も中盤に差し掛かり、石川牧師によって、クリスマスのわかりやすい説教が語られました。

クリスマス燭火礼拝の説教を語る石川和男牧師

タイトルは、「あなたに注がれる神のいやしと平和」

実は、今年のクリスマスのキャッチコピーと一緒のタイトルです。

 

説教内容を要約すると、その恵みが凝縮されるように感じます。

 

  • 「神との平和」のないところに「人との平和」はない。
  • 「神との平和」のないところに「心の平安」もない。
  • 「神との平和」を与えるためにイエス・キリストはお生まれになった。
  • キリストのもたらす「神との平和」が「人との平和」を生み出す。

 

説教を聞いて、クリスマスの真の意味が、ふとわかったような気がしました。

私たちは、人間関係において、さまざまな痛みを覚えることがあるかもしれません。

人と平和を保つことなど程遠いと思うこともしばしばあるかもしれません。

そして、いろいろな手段を使って、人間関係をうまく構築しよう、修復しようと画策します。

 

しかし、実はそれは、表面的な対処方法なのかもしれないと気づきました。

本当は、この世界を、そして人間を造られた神さまとの平和を回復することが、まず先なのだと・・・

そして、その神さまとの平和を私たちに与えるためにイエス・キリストがこの世に生まれたのだと・・・

 

イエス・キリストを心に迎えることによって、神との平和が与えられる・・・

そして、神との平和が与えられた人に対して、真の意味での心の平和が与えられる・・・

さらに、その心の平和により、周囲の人との平和が与えられる・・・

そのようにして、自らの心の傷がいやされていく・・・

 

なるほど、すべての人と平和を回復し、心の傷がいやされるためには、何よりも先に、イエス・キリストによって神との平和を回復させなければけないのだと気づかされました。

そして、そのためにイエス・キリストがこの世に来られたのだと。

 

クリスマスの真の意味を知ることができた貴重なひとときでした。

 

説教後は、いよいよクライマックスの燭火点灯です。

ご来会くださった方々に配られたキャンドルに、石川牧師が炎をそっと分けていきます。

キャンドルがひとつひとつ灯るごとに、イエス・キリストの温もりが礼拝堂に広がっていくようです。

 

全員に炎が行き渡ったのち、クリスマスの喜びで満ちあふれた明るいクリスマスキャロルが礼拝堂に響き渡りました。

 

あら野のはてに 夕日は落ちて、
たえなるしらべ 天よりひびく。

ひつじをまもる 野べのまきびと、
あめなるうたを よろこびききぬ。

みうたをききて ひつじかいらは、
まぶねにふせる 御子をおがみぬ。

今日しも御子は 生まれたまいぬ。
世界の民よ、よろこびうたえ。

グロリア インエクセルシスデオ
グロリア インエクセルシスデオ

讃美歌21 263番「あら野のはてに」より

 

御子(=イエス・キリスト)が生まれることによって、世界の民が喜び歌う・・・

神との平和、そして人との平和をもたらすイエス・キリストの誕生を、世界中の方々と心から祝いたいと願わされます。

そして、オレンジ色のキャンドルの炎を見つめ、その温かさに触れるたびに、イエス・キリストの福音が、その温かいぬくもりが、全世界に広がることを祈らずにはいられません。

 

イエス・キリストが与えてくださった平和の余韻のうちに、燭火礼拝は幕を閉じました。

神のいやしと平和を体感したクリスマスでした。

クリスマス燭火礼拝を彩るリース

 

ぜひ、あなたも長久手キリスト教会にいらっしゃって、神との平和、人との平和を実感してみませんか?

 

今現在は、日曜日の主日礼拝にも対面でご参加いただけます。

詳しくは、集会案内をご参照くだされば幸いです。

 

また、毎週金曜日の午後には、牧師カフェが開催されています。

臨床心理士でもある石川牧師が、心を込めてあなたのお話に耳を傾けます。

牧師カフェは、対面・オンラインともにご利用いただけますので、お問い合わせフォームにてご予約いただければ幸いです。

 

あなたとお会いできることを心待ちにしています。

 

※新型コロナウイルスの感染状況により、各種イベントを制限することがあります。最新のイベントカレンダーをご参照くだされば幸いです。