今年もついにこの日がやってきました!
長久手キリスト教会のイベントの中で今年のクライマックスともいえる燭火礼拝が2021/12/24(金)に開催されました。
昨年の燭火礼拝は、新型コロナウイルスの影響でオンラインのみでの開催となりましたが、今年は、新型コロナウイルスの影響もかなり治まっているので、対面+オンラインでの開催となりました。
礼拝堂には、初めての方々を含めて、たくさんの方が訪れてくださり、礼拝堂が久しぶりににぎやかな雰囲気にあふれました。
オンラインでも多くの方がご参加くださいました。
中には、遠く離れた沖縄や、なんと中国・カナダ・ドイツといった海外から参加してくださった方々もいらっしゃいました。
物理的な空間を超えてひとつになれるオンラインの魅力をまざまざと感じさせられました。
クリスマスという最大の喜びをたくさんの方々で分かち合うことができるのは、なんという大きな恵みでしょうか。
対面とオンラインの良いところを両取りした燭火礼拝・・・
さて、その内容はどんな感じだったでしょうか?
・・・とその前に、これを忘れてはいけません(笑)。
まずは、オンライン開催のための機器のセットアップです。
昨年のオンライン燭火礼拝と構成は大きく変わっていませんが、ノートPCが新しくなり、よりパワフルになりました。
新しいPCだと、処理性能が上がって、Zoomというオンライン会議ソフトだと、一度に25名以上の方々を1画面に映し出すことができるようになります。
これで、何人接続されても耐えられる環境が整いました。
PCの前にモニターも設置し、司会者や説教者が、オンラインで参加されている方々の反応をうかがいながら奉仕することができるようにも工夫しています。
礼拝堂では、開始時間が近づくにつれ、多くの方々がご来訪され、礼拝堂がクリスマスの喜びで満ちてきます。
礼拝堂の壁に飾られた巨大なリースが、オレンジ色の間接照明に照らされて、今か今かと燭火礼拝のスタートを待ちわびているようです。
オンラインでも、18:45からZoomで受付を開始すると、参加者の方々がぞくぞくと接続されてきました。
19:00になり、ついに燭火礼拝がスタートです。
今年の燭火礼拝は、例年と同様に、聖書朗読と賛美を交互に行う形式となっています。
ただ、新型コロナウイルスの感染防止のため、礼拝堂での賛美は、賛美リーダーが代表して賛美し、会衆の方々は心の中で歌うこととなっています。
一方、オンライン参加の方々は、各自、大きな声で賛美できることが魅力ですね。
クリスマスキャロルが、オルガンの響きによって、より一層の重厚さをまといます。
聖書朗読の箇所は、もちろん、イエス・キリストの誕生にかかわる聖書箇所となっています。
燭火礼拝が進むにつれて、聖書箇所の情景が、後に続く賛美=クリスマスキャロルにより、ありありと描き出されていきました。
昨年の燭火礼拝から活躍しているヘルマンハープは、今年も大活躍です。
多人数が必要なハンドベルの演奏ができない代わりに、ヘルマンハープは、幻想的な響きでクリスマスの喜びを奏でます。
前奏はもちろんのこと、会衆賛美の伴奏までこなしてくれる、まさに優れものです。
聖書朗読と賛美が交互に続く中で、クリスマスの情景が描かれた後、石川牧師が「平和の君の誕生」という題目でクリスマスについて深い意味を語ってくださいました。
説教を要約することで、その奥深さが一層伝わってきます。
- クリスマスはイエス・キリストのご誕生をお祝いする日。イエス・キリストは、神と人との間に、そして、人と人との間に平和をもたらすためにこの世界にお生まれになった。
- 「神との平和」のないところに「人との平和」もない。神によって全存在が肯定されず、愛されていないと思う人はいつも不満であり、不安を感じている。
- 「神との平和」を人に与えるためにイエス・キリストはお生まれになった。神と人との間に立ち、神の敵意を代わりに受け、神と人との間の対立を十字架によって解消してくださった。
- イエス・キリストのもたらす神との平和こそが人との平和を生み出す。
- クリスマスとは、私たちがキリストより「神との平和」をいただき、この地上ですべての人々と平和を回復し始める喜びの日なのである。
イエス・キリストがこの世にご降誕されたクリスマス・・・
その真の意味は、神との平和、そして人との平和を生み出すためだった・・・
私たちは、日々の生活の中で、ご家族との関係、ご友人との関係、同僚との関係など、人間関係で不和を抱えることもあるかもしれません。
そんなときに、ぜひ、思い出してほしいのです。
実は、人との平和を回復するには、それに先立って、神との平和を回復する必要があることを・・・
そして、神との平和を人に与えるために、イエス・キリストがお生まれになったことを・・・
クリスマスの真の意味を知ることができたひとときでした。
説教の後は、いよいよお待ちかね、ろうそくに炎を灯す時がやってきました。
石川牧師が、ろうそくを手にして、会衆の方々のろうそくに優しく炎を灯していきます。
徐々に徐々に、礼拝堂がオレンジ色のあたたかな炎で満たされていきます。
その炎の温もりを感じながら、クリスマスキャロルの歌詞に思いを馳せつつ、イエス・キリストのご降誕に感謝をささげました。
きよしこの夜 星はひかり、
すくいのみ子は まぶねのなかに
ねむりたもう、やすらかに。きよしこの夜 み告げうけし
ひつじかいらは み子の御前に
ぬかずきぬ、かしこみて。きよしこの夜 み子の笑みに、
あたらしき代の あしたのひかり
かがやけり、ほがらかに。讃美歌21 264番「きよしこの夜」より
ろうそくの温かな炎を感じながら、心の中でかみしめる「きよしこの夜」は、まさに、安らかに眠るみ子(=イエス・キリスト)の笑みに神との平和と人との平和が象徴されているような曲の調べでした。
クリスマスがもたらす神との平和、人との平和が、この世の中にあまねく広がっていきますように・・・
そんな願いのうちに、対面+オンラインでの燭火礼拝は、祝福のうちに終えることができました。
まさに、本物のクリスマスを体感できたひとときでした。
あなたも、長久手キリスト教会にいらっしゃって、神との平和、そして人との平和を受け取ってみませんか?
長久手キリスト教会では、毎週日曜日の10:30より主日礼拝を行っています。
今現在は、新型コロナウイルスの感染が落ち着いていますので、新来者の方もご来会可能です。
また、牧師カフェでは、臨床心理士でもある石川牧師があなたのお話にとことん耳を傾けます。
お問い合わせも受け付けています。
あなたとお会いできる日を心待ちにしています。
※新型コロナウイルスの感染状況により、ご来会の可否が変わる可能性がございます。イベントカレンダーでご確認のうえ、ご来会くだされば幸いです。