入口に立つ長久手キリスト教会の石川和男牧師

長久手キリスト教会の牧師である石川和男牧師をご紹介します。

石川和男牧師は、2019年3月末に長久手キリスト教会の牧師に就任し、同年4月より当教会の牧会と伝道の働きに携わっています。
(牧師就職式の様子は、こちらをご覧ください。)

あなたに、石川和男牧師の魅力をぜひお伝えしたい・・・
そんな思いから、インタビュー形式で、石川和男牧師の「人となり」にとことん迫ります。

石川和男牧師には、インタビューにおいて、思いの限りを大胆に語っていただきたいと思います。

聞き手は、長久手キリスト教会に誕生したマスコットキャラクターである「もふりん」です。

さて、もふりんは、石川和男牧師の素顔にどこまで迫れるでしょうか?
そして、石川和男牧師の魅力をどこまで引き出せるでしょうか?

 


そもそも、牧師って何をしてるの? どんな仕事?

熱心に語る長久手キリスト教会の石川和男牧師

 

もふりんもふりん

石川牧師にインタビューできることがとてもうれしいです。
わたしは、長久手キリスト教会の一員となったばかりで、よくわからないことも多いんです。
なので、いろいろと教えてもらえるとうれしいです!
どうぞよろしくお願いします。

石川 もふりんが長久手キリスト教会の一員でいてくれて、私もうれしいです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

 

もふりんもふりん

わたしは、長久手キリスト教会で、石川牧師にすごくお世話になっています。
でも実は、わたしは、普段、石川牧師が何をしているのか、知っているようで知らないように思うんです。
もし、よろしかったら、牧師の仕事について教えてもらえませんか?

石川 確かに、世の中で牧師という仕事は、実際何をしているのか、あまり知られていないかもしれませんね。

牧師は、聖書の教えを、教会に来られている方々をはじめ、教会に来られていない方々にも伝えていくことが第1の仕事です。

聖書というのは、神さまから人間へのラブレターなんですね。
神さまの愛の言葉がたくさん詰まっている宝箱のようなものです。

聖書が示す神さまの愛とは、神さまが、「人間を大切に思い、人間に幸せになってもらいたい」と思っているということです。

反面、私たち人間は、生きている中で幸せでないと感じることも多々あるのではないでしょうか?

聖書は、人間が幸せになるための方法を教えているんです。

牧師は、そのような愛にあふれる聖書の教えを、教会内外の方々に伝えることを第1の使命としているんですね。

 

もふりんもふりん

なるほど。わたしも、毎週、長久手キリスト教会で聖書のお話を聞かせてもらって、いつも元気をもらっています。
聖書を学ぶってほんとうに楽しいです!

石川 そう言ってもらえると私もうれしいですよ。次に、第2の仕事を教えますね。
牧師の第2の仕事は、人生の様々な問題に悩み、どのように生きていってよいのか迷っている方々への心のケアです。

教会にはさまざまな方々が来られます。
クリスチャンの方はもちろんのこと、クリスチャンでない方も来られます。

多かれ少なかれ、人は、何かしらの悩みや問題を抱えています。
ときには、大きな悩みを抱えて、どう生きていったらよいのか途方に暮れることもあるかもしれません。

そのとき牧師は、その人と一緒に、聖書を間にして、生きる目的、生きる意味を考えていくんです。

 

もふりんもふりん

そうなんですね。
教会に来て、生きる希望が与えられたとおっしゃる方々がいらっしゃるのも、よくわかります。

石川 そうですね。牧師は、その人の人生に向かい合っている仕事・・・もっと言えば、単に知識や対処法を教えるというのではなく、その人の問題に合った聖書の回答をともに模索していく仕事をしているといえるのかもしれません。

 

もふりんもふりん

なるほど、そういうお仕事だったんですね。
ところで、平日はどんなことをしているんですか?
牧師は、日曜日に教会にいて、結婚式やお葬式などで会うくらいと思っている方々も多いかもしれませんが・・・どうなんでしょう?

石川 平日は、日曜の礼拝の準備をすることが多いです。
週報を作成したり、説教の準備をしたり、教会学校のショートメッセージの準備をしたりでしょうか。

面談が入っている場合は、それに対応したり、あるいは、こちらから訪問してご様子を伺うこともあります。

 

もふりんもふりん

平日は、日曜日の準備をされているんですね。
その準備があるから、日曜日にたくさん教えてもらうことができるんですね!
では、お仕事へのやる気が上がるときってどんなときですか?

石川 そうですね。神さまを真剣に求めている方や、人生の目的を真剣に探っている方と接するときでしょうか。
神さまの救いの働きに直接携わるときに一番内側が熱く燃えますね(笑)。

あとは、説教の準備をしているときでしょうか。

 

もふりんもふりん

説教って・・・お叱りを受けたりするんでしょうか・・・?

石川 いえいえ(笑)、説教というのは、何も怒ったり叱ったりすることではなくて、聖書の教えをわかりやすくかみ砕いてみなさんにお伝えすることです。

私は、毎週日曜日の礼拝で説教をするにあたって、聖書を読み、まずは神さまがどのようなことを語っているかに耳を傾けるんです。

すると、毎回毎回、神さまから新しい視点をいただいて、聖書から新しい発見をすることができるんですね。

神さまから与えられたその発見を、説教にまとめて、日曜の礼拝に来られた方々に語るんです。

説教は、「1.準備」「2.語る」「3.信徒からのフィードバック」と、3つの段階があり、それぞれにおいて大きな恵みを受けます。

説教は、まさに3重の恵みをもたらしてくれるというわけです。

 

もふりんもふりん

そうなんですね!
説教って、聞く方はもちろんのこと、語る方にも、神さまからの恵みが注がれるんですね。

牧師はなぜ教会に必要なの?

長久手キリスト教会の石川和男牧師へのインタビュー

 

もふりんもふりん

牧師のお仕事についてたくさん教えてくださって、どうもありがとうございます。
なんか、石川牧師について、もっと聞きたくなっちゃいました。
わたしは、当たり前のように教会に牧師がいると思っていますけど、そもそも、なぜ、牧師は教会に必要なんですか?

石川 もふりんは、見かけによらず(?)、意外と本質的で大切な質問をしてきますねぇ(笑)。
そうですね。まず、教会というのは、聖書の教えの上に立つというのが前提としてあります。

ということは、聖書を専門的に学んだ教師が、牧師となって先頭に立つのが最善ということになるのではないでしょうか。

牧師というのは、教会に集っている信徒に聖書を教えるリーダーです。

神さまが、教会という組織の中で、聖書を教えるリーダを立てられた・・・それが牧師というわけです。

 

もふりんもふりん

聖書を教えるリーダーですか。頼もしいですね!

石川 もし、教会に牧師がいないと、教会は聖書から離れやすくなるということになります。
教会の土台が弱くなる可能性があるということですね・・・

だから、教会に牧師が必要で、神さまが教会に牧師を与えられたということになります。

そう考えると、牧師の最優先すべき仕事は、聖書のことば(=みことば)を教えるということになるのではないでしょうか。

 

もふりんもふりん

なるほど。だから牧師が教会にいつもいてくださるわけですね。がってんしました!

なぜ、石川牧師は牧師になったの?

入口の看板の横で微笑む長久手キリスト教会の石川和男牧師

 

もふりんもふりん

牧師のお仕事って、教会で聖書を教えるという、かけがえのないお仕事なんですね。
では、石川牧師は、そのようなお仕事をしたいと思って、牧師になられたんですか?

石川 私が洗礼を受けてクリスチャンになったのは、大学2年の20才のときです。

当時、私は、ある出来事がきっかけで人生に失望し、失意のどん底にいました。

その出来事に直面したとき、自分のエゴイズムをいやというほど突き付けられたんですね。

そのときに出会ったのが、聖書三浦綾子さんの本でした。

最初は、特に、三浦綾子さんの本に大きな影響を受けましたね。

三浦綾子さんの本を読む中で、「自分の生きている世界とは別世界の何かがある」と直感したんです。
「死を宣告されても、くじけずに生きていけるってどういうことなんだろう・・・?」と。

そういう中で知ったのがキリスト教であり、神さまの存在なんですね。

神さまに仕えることは、生きる希望を与えてくれることに気づいたんです。

当時、私は、大学で哲学を専攻していました。
哲学というと、かっこよく聞こえるかもしれませんが、私の中では、哲学を通して人生の幸せを追求しようとしても、残念ながらそこには答えがありませんでした。

哲学は、私にとっては、人生のむなしさ、自分の無能力さを突き付けられるだけで、そこに救いはなかったんです。

でも、三浦綾子さんの本に出会ったことがきっかけで、「神さまはいるんだ」とわかった・・・

神さまを信じて生きていこうと思ったんです。

 

もふりんもふりん

石川牧師は、三浦綾子さんのファンだったんですか!
三浦綾子さんの本って本当に心にひびきますよね。

石川 ええ、当時は、三浦綾子さんの本が、私の聖書の入門書だったように感じています。

三浦綾子さんの本は、だいたい読みましたよ(笑)。

そのような中で、クリスチャンの伝道集会に出席する機会があったんですね。
そこで、神さまに仕える道があることを知り、その一歩を歩み始めたんです。

 

もふりんもふりん

そうでしたか。牧師を目指すそのような「きっかけ」があったんですね。
それからはどのような学びをされたんですか?

石川 当初は、学生に対してキリスト教を宣教したいという気持ちがあったんですが、祈り進める中で、当時通っていた教会の神学校に導かれました。

その神学校を卒業した後、牧師の見習いとして働いているときに、自分自身の学びをさらに深めていきたいという思いが与えられたんですね。

そこで、アメリカに渡り、ウェストミンスター神学校で4年間、新約聖書を専門的に学び、日本に帰ってきたんです。

 

もふりんもふりん

アメリカに渡られたんですね。それで、日本に帰ってきて、すぐに長久手キリスト教会に来られたんですか?

石川 いえいえ、長久手キリスト教会にたどり着くまでは、まだまだ長い道のりがあります(笑)。
アメリカから日本に戻った後は、関東の日本長老教会で牧師見習いを経て、2002年に念願の牧師となることができました。

その後、名古屋で7年間、牧師を務めていたんですが、とある事情から、牧師職を離れ、実家のある栃木県に移り住むこととなったんですね。

私は、そこで、児童養護施設の職員として、3年半、子どもたちの心のケアに携わることとなりました。

子どもたちの心のケアを続けるにあたって、私がさらに学びを深めたいと思ったのが、カウンセリングの知識と実践力です。
そこで、栃木の大学院でカウンセリングを専門的に学び、2019年に臨床心理士の資格を取ることができました。

長久手キリスト教会に導かれたのは、その直後ということになります。

今後は、牧師として、そして臨床心理士(カウンセラー)として、神さまに仕えていきたいと願っています。

心を尽くして祈る長久手キリスト教会の石川和男牧師

 

もふりんもふりん

石川牧師は、今までたくさんの学びをしてこられたんですね。
だから、いつもいろいろと深く教えられるんですね。
今までの学びの中で、いちばんの力になっている学びって何ですか?

石川 そうですね。「聖書は神さまの言葉である」という前提のもとに、聖書をていねいに忠実に読む姿勢をウェストミンスター神学校で学んだことでしょうか。

それと同時に、専門用語で「キリスト教弁証学」と呼ぶんですが、世の中のさまざまな出来事や問題に対して、聖書をもって正しいか否かを判断する姿勢を身につけられたことと思っています。

 

もふりんもふりん

なるほど。実は、わたしも、いろいろな出来事や問題にふりまわされることがあります。
でも、自分でいろいろと考えても、どうすればよいか、わかんなくなったりして・・・。

石川 もふりんも、そういうことがあるんですね。
私たちは、人間の理性で、物事が正しいか否かを判断する傾向にあると思います。
そして、人間の耳ざわりの良いものは「良いもの」と判断する傾向にあるかもしれません。

でも、そのような判断方法ではなく、「まずは聖書でどう教えているのかに立ち返ろう」という思考パターンを身につけられたことが大きいと思います。

「聖書から答えを見出そうとする姿勢」と言い換えても良いのかもしれません。

 

もふりんもふりん

そうなんですね。
いろいろな出来事や問題があったときに、自分でいろいろと考えるよりも、まず聖書の言っていることに耳を傾けるということが大切なんですね。
それが石川牧師の今の力となっているわけですね。

石川牧師が伝えたいキリスト教の魅力

心を込めて説教をする長久手キリスト教会の石川和男牧師

 

もふりんもふりん

わたしは、いつもキリスト教ってすごくいいなぁって思うんです・・・。
だけど、それをうまく言葉で言い表せなくて・・・。
石川牧師は、キリスト教が持つ「人をひきつける力」って何だと思いますか?

石川 私が実感するキリスト教の魅力は、どんな人生を歩んでいても、神さまの一方的な愛によって、まったく新しい人生に入ることができるという奇跡を体験できることです。

これは、考え方、思想、あるいは哲学ではありません。

キリスト教を、思想とか哲学とかと勘違いされる方々も多いのですが、そうではなくて、リアルな実体験として、新しく生まれ変わるという奇跡を体感できるのです。

これは、神さまが人生を変えてくださるという現実です。

その現実を、ぜひ味わってもらいたいと切に願っています。

世の中では、キリスト教は、「立派な人間になれる」とか、「高尚な人間になれる」とか考える方々がいらっしゃるかもしれませんが、それは一番重要なことではないと思います。

キリスト教で一番ドラマティックなことは、イエス・キリストを信じる人が、神さまによって変えられて、新しい人生に入ることができるということなんですね。

そこから、その人の人生が変わり、神さまの働きによって、自然と良きものがその人から出てくるわけです。

 

もふりんもふりん

なるほど。「神さまが新しい人生をその人に与えられるという奇跡」を体験できるんですね。
わくわくです!
もし、その奇跡を体験したら、その人はどのように変わっていくんですか?

石川 ひとことで言うと、神の子どもとなれるということです。

この世で、どんな悲惨な目に遭ったとしても、神さまは天の父となってくださいます。
この地上で天の父の愛を十分に受けることができます。

まず、罪が赦されて、神さまの前における罪責感から解放されます。

同時に、神さまがその人の心に働かれて、悪い習慣から解放され、清い心へと変えられていきます。

そして、死を乗り越えられる永遠のいのちが与えられ、死後は、天国に入ることが約束されます。

神の子どもは、天の父の住まいである天国を相続するのです。

未来に希望を抱く長久手キリスト教会の石川和男牧師

 

もふりんもふりん

なるほど。人生が良いものへと変えられていくんですね。
そして、永遠のいのちが与えられて、天国に行けるなんて・・・。
神さまに「ありがとう」という気持ちを伝えたくなります!

石川 ええ、本当にそうですよね。
さらに付け加えれば、運命や環境からも解放されるのがキリスト教の魅力といっても過言ではないと思います。

どこで生まれ、どんな環境で育ったとしても、イエス・キリストを信じることで新しい人生に入ることができる・・・その力をキリスト教は持っています。

この世の中には、自分の家庭環境が悪かっただとか、つらい過去を持っているとか、自分の人生はダメなんだとか・・・人生を悲観的に考える方もいらっしゃるかもしれません。

でも、そのような方が、もし、イエス・キリストを信じたなら、神さまが、その方に、この世界が始まる前から最善のご計画を備えてくださっているということ、そして、そのご計画の中で自らの体験がすべて用いられて最終的に益と変えられるという考え方に変わっていきます。

その結果、時間を要するかもしれませんが、「あのようなつらい体験は、このことのためにあったんだ」と理解することができるように変えられていくんですね。

まさに、自らの苦しみや悲しみが、神さまによって取り扱われて、益と変えられる瞬間をリアルに体験できるのです。

これが、神さまがもたらしてくださる新しい人生のすばらしさだと思います。

 

もふりんもふりん

キリスト教のすばらしさが、今、はっきりとわかった感じがします。
生きていく中で、苦しかったり、つらかったりするけれど、神さまが良いものへと変えてくださるという望みをいつも感じて歩んでいけるんですね。

はじめて来られる方へ歓迎のひとこと

長久手キリスト教会の石川和男牧師の歓迎

 

もふりんもふりん

気が付いたら、もう、こんなに時間が過ぎてしまいました。
最後に、長久手キリスト教会へ初めて来られる方に向かって、ひとことメッセージをお願いできますか?

石川 長久手キリスト教会では、美味しいコーヒーをご用意しています。
たいていは、平日も長久手キリスト教会にいますので、いつでもお越しください。
世間話も大歓迎です!

また、何かしらの悩みがある方も、ぜひ、お越しくだされば幸いです。
私は、臨床心理士で、カウンセリングの経験もあります。

ぜひ、あなたのお力になりたいと切に願っています。

 

もふりんもふりん

そう言われると、わたしも、もっと石川牧師と話したくなってきちゃいました。
また、お話の相手になってもらってもいいですか?

石川 ええ、もちろんです。私も、もふりんと話せてとても楽しかったです。また、来てくださいね。

 

もふりんもふりん

石川牧師にインタビューして、たくさん教えられ、励まされました。本当にどうもありがとうございました!

石川 こちらこそ、どうもありがとうございました。


 

石川牧師の温かな人柄と、もふりんの一生懸命さが伝わってくる牧師紹介のインタビューでした。

いかがだったでしょうか?

あなたが、もし、長久手キリスト教会に来てみたいと思われたなら、ぜひ、アクセスをご覧くだされば幸いです。

また、石川牧師に関して、また、本インタビューに関して、ご質問やご感想をお受けしています。
カウンセリングに関する相談もお受けしています。
ぜひ、お問い合わせから入力いただければ幸いです。

あなたの長久手キリスト教会へのご来会を心よりお待ちしています。